Topics

キッチンカーにエアコンを設置
車両別の冷房対策・取付方法・費用・電源

キッチンカーの夏場営業は、ただでさえ過酷です。
気温35度を超える車内で火を使うと、体感温度は40〜50度。
熱中症リスクも上がり、作業効率は落ち、提供スピードにも影響します。

そこで近頃は、キッチンカーにエアコンを導入する方が非常に増えています。
だけど、
「車両にエアコンは取り付けできるのか？」
「室外機はどこに置く？」
「軽トラックでも問題ない？」
「費用はどれくらい？」
「電源は発電機で足りる？」
など、検討段階で質問されることが多いです。

本記事では、車両のタイプ別に導入できるエアコンの種類・取り付け方法・電源と費用の考え方をわかりやすくご紹介します。

これからキッチンカーで冷房導入を検討している方は、参考にしてください。

目次
01. キッチンカーにエアコンを入れるメリット
02. キッチンカーに設置できるエアコン
03. 車両タイプ別の冷房設備
04. 室外機設置のコツ
05. エアコン導入費用の目安

01. キッチンカーにエアコンを入れるメリット

・体調管理がしやすくなる
・熱中症対策は最重要
・作業効率が上がる
・額に汗を垂らさず、清潔感のある接客ができる
・イベントなど長時間稼働で疲労が減る

「夏は儲かるのに、暑くて倒れそう…」
そんな状況を避けるための投資です。

02. キッチンカーに設置できるエアコン

家庭用ルームエアコン
・1.6〜2.2kW程度の小型タイプが一般的
・排熱効率が高く、車内がしっかり冷える
・ただし、室外機の設置加工と電源確保が必須

「本気で冷やしたいならこれ一択」
トラック系・大型車両でよく設置されています。

ウィンドエアコン
・室外機不要
・電源があればすぐ使える
・ただし、冷房能力はルームエアコンに比べると弱い

軽トラなどの小型車両に設置されています。

03. 車両タイプ別の冷房設備

トラックタイプ
おすすめ：6畳用の家庭用ルームエアコン
取付け位置：車内前方上部
室外機：運転席上の屋根に固定
メリット：
・冷房パワーが強い
・真夏でも体感が大きく変わる
・配管スペースが取りやすい
ポイント：
屋根上の室外機は走行振動に弱いのでステー固定＋金具補強は必須です。

軽トラックタイプ
おすすめ：ウィンドエアコン or 小型ルームエアコン
取付け方法：BOX製作時に取り付け枠スペースを確保する
注意点：冷え具合は期待しすぎないこと
車内が狭いので「それなりに冷える」けれど、揚げ物や焼き調理がメインの場合は熱が勝つこともあるので「ないよりはある方がマシ」という感覚で期待しすぎないことがポイントです。