移動販売の実情

キッチンカーの魅力は何といっても、入口(はじめる)と出口(おわる)の戦略が立てやすいということにつきます。はじめるときの開業資金が少額、かつ、おわるときは車両を売却できる資産価値があり、さらには商売として利益率6~7割をつくりだすこともでき、自分に合った時間とペース、好きな場所で営業できるので、自由度が非常に高いスタイルで働くことができます。
では、実際に移動販売をされている方々が感じているメリットとデメリットをみてみましょう。

メリット
移動販売で得られる8つのメリット
①初期費用少ないお金で開業できる!
固定店舗の開業には小さい店舗でも500万円以上(保証金・改装費・設備等)はかかるけれど、キッチンカーの場合は100万円~でも開業が可能です。何よりも魅力なのが、初期費用が少ないので、利回りが非常に高くできることです。
②資産価値やめるときの資産価値が高い!
キッチンカーをやめるとき、車両が高値で売却し、現金化できるので資産価値が高いです。店舗の場合だと、原状回復費用を負担しなければいけないのが一般的です。
③販売場所販売場所の変更が自由!
売れない場所に見切りをつけ、人の多い場所、イベント、売れる場所を求めて移動でき、効率よく売上を伸ばすことできまる。小スペースでの出店・設置できるのも魅力の一つです。
④人件費人件費がかからない!
テイクアウトの商売なので、1人からでも十分に営業が可能なので人件費を抑えられる。
⑤運営費用毎月の賃料が0円!
移動販売は店舗をもたないので賃料は0円。商業施設などの1等地でも出店料は安く、水道光熱費も非常に少なく、最小限に固定費を抑えられるので稼いだお金が利益になるので、粗利益率6~7割と高い。
⑥宣伝効果口コミがおきやすい!
お客様がスマホで撮影し、その場でSNSにアップすることで宣伝効果が高い。今日しか買えないという特別感を演出でき、商品によっては実演でパフォーマンス性も高く、口コミがおきやすい。
⑦価格競争価格競争になりにくい!
有名なお店が近くに出店されても、差別化しやすいキッチンカーでは、価格競争になりずらく、対抗できる。
⑧自由度時間と商品が自由!
自分の時間・ペースで動けるし、長期間の休みをとることもできる。季節に合わせて、自分の売りたい商品を多様化しやすい。
デメリット
移動販売の4つのデメリット

移動販売の良いことばかり紹介しましたが、移動販売ならではの4つのデメリットをご紹介してます。

①天候天候に左右される!
最大のデメリットは、天候に左右されやすく、雨や気温、風などで外部要因で来店数が変動し、売上にダイレクトに影響がでます。
②出店場所売れる場所の確保!
売れる場所を定期契約できるまでは、又は自分の販売スタイルが定まるまでは、良い場所を探し続ける必要があります。
③売上げ販売数量・売上に限りがある!
1日に販売できる数量・売上が車両の大きさ、そこで働ける人数によって上限が決まってしまうので、自分の理想とする売上が移動販売で実現できるか前もって試算しておく必要がある。
④車両故障車の故障!
車が故障すると営業そのものができなくなります。