車両
そもそもどんな車を使っているの?

キッチンカーでよく利用される車(ベース車両)の種類は、軽バン、軽トラック、バン、トラック(1t、1.5t、2t)、クイックデリバリー(クロネコ)です。皆様が販売したい商品や販売したい数量などに応じて、ベース車両を選ぶところからはじめます。

軽バン
コスト面で最もはじめやすい車両

軽バンでの人気車種は、「スズキ エブリイワゴン」、「スバル サンバー」、「ダイハツ ハイゼットカーゴ」、「日産 NV100クリッパー」です。
軽バンの特徴は、キッチンカーに必要なシンクや棚などを室内に取り付けるだけで開始でき、専用キットを販売している会社もあり自分でセットするだけで完成します。手軽にはじめられることが最大の魅力ですが、高さがないため常に座った姿勢での販売が体への負担になったり、スペースも少ないので1人で営業されているケースが多いです。
注意点は、法改正により軽バンでは、1種類しか販売できなくなるので、数種類の提供を検討されている方は軽バン以外の車両の検討が必要です。

previous arrownext arrow
Slider
軽トラック
個人で始める人に人気のある車両

軽トラックの人気車種は「スズキ キャリー」です。その他には「ダイハツ ハイゼット」、「ホンダ アクティトラック」、「三菱 ミニキャブトラック」などがあります。
スズキ キャリーをおすすめする理由は、運転席の下にエンジンルームがあるので、メンテナンスがしやすい点です。ダイハツ ハイゼットなどは荷台の下にエンジンルームがあるため、メンテナンスのときにはキッチンカー部分を降ろすなど手間とコストがかさみます。
中古車ではキャリーよりハイゼットなどの車両が安い傾向がありますので、初期費用かメンテナンス費用かどちらを優先したいか検討して決めるのもよいかと思います。
軽トラックの特徴は、キッチン部分の高さを確保できるため、立った姿勢で調理や販売ができるので、軽バンに比べて、とても楽です。スペースはどうしても限られるため、シンクや棚、冷蔵庫など、どのようなレイアウトにするのか、保健所の規定を満たしているか確認しながら、作り上げることが大切です。
数種類の販売もできますが、どうしても小さいスペースのため、1日に販売できる数量は限られてくるため、目標売上が軽トラックでの販売数量で達成できるかという点も考慮して車両を決めるとよいでしょう。

previous arrownext arrow
Slider
トラック
本格的な事業ができる車両

キッチンカーを本格的な事業の一つとして取組まれている方はトラックを選ばれています。トラックの特徴は、高さも、スペースも広くて、設備も充実、数人で対応でき1人は調理、1人は配膳、1人は接客と役割分担で効率的に1日の売上を伸ばすことができます。
トラックのサイズは1t、1.5t、2tとありますが、1.5tまでのサイズであれば普通車と大きさがあまり変わらないので一般的な駐車場にも停められるので、使い勝手が良い車両です。調理スペースを優先したい方は2tトラックが選択肢になりますが、人気の高いのトラックは1tや1.5tです。
1tトラックの人気車種は、「トヨタ タウンエーストラック」、「トヨタ ライトエーストラック」、「日産 バネットトラック」、「マツダ ボンゴトラック」です。
1.5t~2tトラックの人気車両は、「トヨタ ダイナトラック」、「トヨタ トヨエース」、「いすゞ エルフトラック」、「日産 アトラストラック」、「三菱 キャンター」です。

previous arrownext arrow
Slider
クイックデリバリー
クロネコヤマトの車両を改装

クロネコヤマトでよくみかける車両「トヨタ クイックデリバリー」の中古車を購入し、後方部分をそのままキッチンカーとして活用できる点が魅了です。ただし、中古車両でも価格が高く、メンテナンスも一般的な車両より手間がかかることを認識した上で、予算に余裕があり、見た目やスペースの広さなどを優先されたい方はこの車両を選ばれています。

どんな設備が必要なの
キッチンカーで販売したいメニュー、目標とする売上目標、準備できる予算に応じて車両を選んでください。では、次に検討することは、荷台の調理部分にどのような「設備」が必要なのか見ていきましょう。