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キッチンカー冷蔵庫の値段相場&おすすめ機種
電源・サイズ・走行中

キッチンカー営業を始める時に多くの方が必要となる設備が「冷蔵庫」です。

あなたが提供するメニューによって、保健所の許可申請で「冷蔵設備の設置」が求められ、温度計の有無や電源の確保方法まで細かくチェックされます。

この記事では、キッチンカー用冷蔵庫の値段相場・おすすめ機種・電源・サイズ・走行中の使い方を、初めての方にもわかりやすくご紹介します。

こんな方におすすめです↓
・これからキッチンカー営業を始める方
・保健所で「冷蔵設備が必要」と言われた方
・どんな機種を選べばよいか迷われている方
・走行中でも冷蔵庫を稼働させたい方

目次

01. 保健所への申請と冷蔵庫の必要性
02. 冷蔵庫の値段相場とサイズ・容量の目安
03. キッチンカーにおすすめタイプ
04. 電力の確保方法(出店中・走行中)
05. 設置場所と固定のポイント
06. 電源・固定・温度管理の実践ポイント
07. おすすめのメーカー

01. 保健所への申請と冷蔵庫の必要性

食材の衛生的な保管
キッチンカーの営業許可を取得する際、食品衛生法に基づき「食材の衛生的な保管」が義務づけられています。とくに肉・魚・乳製品・生野菜などを扱う場合、冷蔵庫の設置が必須です。

保健所への申請
キッチンカーで営業を始めるには、まず保健所での営業許可申請が必要です。
申請当日は、実際の車両を持ち込んで、設備が基準を満たしているか確認されます。

多くのメニューでは、材料の保管に「冷蔵庫」が必要とされます。
冷蔵庫の機種やサイズに明確な指定はありませんが、「冷蔵機能があり、品目に応じた容量を満たすこと」が条件です。
また、庫内温度の確認ができるよう、内側に温度計の設置が必須です。100円ショップなどで購入した簡易的な温度計でも大丈夫です。

さらに、走行中の食材管理もチェックされるため、走行中にも冷蔵庫を稼働できる電源システム(サブバッテリーやポータブル電源など)を備えておくと安心です。

食材を安全に保管する
営業中や走行中に温度が上がると、食材の劣化や食中毒の原因になりかねません。特に夏場は庫内温度が上がりやすいため、冷却効率の高い機種を選ぶことが重要です。
開閉回数が多いメニュー構成(ドリンク・スイーツ系など)の場合は、ドアタイプよりも引き出し式のほうが冷気が逃げにくいです。

02. 冷蔵庫の値段相場とサイズ・容量の目安

①コンパクト車載用冷蔵庫(50L以下)
軽トラックや小型車両におすすめ。
電源はDC12V/AC100Vの両対応タイプが多く、発電機や車両バッテリーから給電可能です。
省エネ・静音設計で、移動販売やイベント出店にも向いています。
価格目安:約2〜7万円 中古.約1〜3万円

②コールドテーブル(100〜200L)
作業台の下が冷蔵庫になっているタイプで、業務用キッチンでも定番。
調理スペースを有効活用でき、出店準備の効率が大幅にアップします。
ドア式・引き出し式など構造も選べます。
価格目安:10〜25万円前後 中古.約5〜12万円

③冷凍機能付き業務用冷蔵庫(200L以上)
肉・魚・スイーツなど、冷凍保存が必要なメニューに最適。
ただしサイズが大きいため、トラックベースのキッチンカーに向いています。
発電機やインバーター容量を大きく確保する必要があります。
価格目安:20〜40万円前後 中古.約10〜20万円

容量選びの目安
冷蔵庫はメニュー内容と車両スペースのバランスで選びます。
・ドリンク中心:50L前後
・軽食や調理系:100〜200L
・仕込みや冷凍併用:200L以上

中古を選ぶときの注意点
中古冷蔵庫はコストを抑えられますが、冷却力の低下・パッキン劣化・霜取り故障が多いポイントです。

製造5年以上経過したモデルは、修理費がかえって高くなるケースもあります。購入前に動作確認・保証の有無をチェックしましょう。

03. キッチンカーにおすすめタイプ

キッチンカーで最も人気があるのは、
業務用の冷蔵2ドアタイプの「コールドテーブル」。
標準サイズはW1200×D450×H800mmで、調理台としても使いやすい高さ。
価格は新品で 約15〜20万円前後。
軽トラックのスペースにも収まりやすく、飲食店でも多く採用されています。

トラックタイプのキッチンカーでは、3ドア(W1800)の大型コールドテーブルも導入可能です。さらに容量を確保したい場合は、D600mmの奥行きタイプも選べます。

一方で軽バンタイプではスペースに限りがあるため、一人暮らし用の家庭用冷蔵庫が現実的です。

04. 電力の確保方法(出店中・走行中)

出店中の電源確保
出店場所で外部電源が借りられる場合は、AC100V電源を利用して最大1500Wまでの機器を稼働できます。冷蔵庫だけでなく、照明や調理機器などを併用する場合は、電力量を合算して管理しましょう。

外部電源が使えない場合は、発電機(静音タイプ推奨)やポータブルバッテリー(1000Wクラス以上)を準備しましょう。

冷蔵庫の消費電力は機種によって異なりますが、一般的に100〜300W前後。始動時に大きな消費電力が伴うのでその点も考慮しておきましょう。

走行中の電源確保
移動中に冷蔵庫を稼働させるには、走行充電システム(サブバッテリー+インバーター)を通じて冷蔵庫に給電という方法が一般的です。

または、ポータブルバッテリーを自宅で充電しておき、移動中は冷蔵庫横で稼働させる運用も可能です。

走行中に発電機の使用は、燃料や振動の危険があるため使用できないので注意してください。

05. 設置場所と固定のポイント

設置場所
コールドテーブルの設置場所は、左右の側面いずれかが一般的。
軽トラックでは、出入口が右側または後方にあるため、左側面に設置するケースが多いです。

販売窓も左側面に設けられることが多く、その場合は営業時に商品の提供しやすさも考えて奥行D450mmタイプが作業動線にも適しています。

トラックタイプだと後方が出入り口になる車両が多いので、スペースも広く左右のどちらかの側面に作業のしやすさ優先で設置場所を決めるとよいでしょう。

固定方法と安全対策
走行中の振動で冷蔵庫が動くと危険なので必ず固定しましょう。
・L字金具で床固定
・滑り止めマットの使用
・排気スペースを5cm以上確保

納車時に業者が固定してくれることが多いです(固定・設置工賃の目安は約2万円前後)。ネットで購入して自分で設置する場合は、L字金具などでしっかり固定しましょう。

コールドテーブルの価格自体はネットと店舗で大きな差がないため「設置と固定をDIYにするか、業者に任せるか」で判断するとよいでしょう。

06. 電源・固定・温度管理の実践ポイント

・電源は100V対応機種を選ぶ
・発電機を使用する場合は出力1000W以上を確保
・走行中は走行充電+サブバッテリーで稼働
・温度計を必ず設置し、庫内5度以下を維持
・設置スペースに合わせて排気や排水経路を確認
・電源ケーブルの長さやコンセント位置も考慮
・開閉方向を営業動線に合わせる
・長距離移動時は庫内を軽くして温度上昇を防ぐ

初めて導入する際は、キッチンカー制作会社や販売会社に相談し、電源容量の確認・固定方法の施工を行うのがおすすめです。

07. おすすめのメーカー


コールドテーブルは国内メーカーが豊富で、信頼性の高いブランドとして次のメーカーが挙げられます。
・ホシザキ:業務用定番。耐久性・冷却力に定評あり
・フクシマガリレイ:コスパと省エネ性能が高く人気
・パナソニック業務用シリーズ:静音性・省電力設計が魅力

この3社は価格帯が近く、なかでもホシザキを選ぶ方が多く人気があります。

キッチンカーの冷蔵庫は、食材管理と衛生基準の両面から必須の設備です。コールドテーブル型なら作業効率と収納を両立でき、一人暮らし用冷蔵庫なら省スペース車両でも導入しやすいです。

また、出店場所や走行中の電源確保も重要なポイント。「どこで、どんなメニューを、どれくらい提供するか」に合わせて、最適な容量・電源・設置方法を計画的に選びましょう。

キッチンカーにおすすめの冷蔵庫


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容量:〜200L

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容量:200L〜

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冷蔵2ドア・冷凍 212L
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冷蔵3ドア 419L
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冷蔵2ドア・冷凍 396L
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