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キッチンカーで使用するプロパンガスと消化器

キッチンカーで加熱調理に使用する持ち運びタイプのプロパンガスの
新規契約に苦戦される方が増えています。

その理由は、
プロパンガス販売事業者に対して7つの保安業務の実施を義務付けており、
「緊急時発生から原則30分圏内で急行できる範囲に限って販売する」
ということが経産相より通達されたことがあります。

キッチンカー制作を優先し、プロパンガスの契約を後回しにしていると、
営業開始に影響を及ぼすことも考えられます。

まずは、プロパンガス充填してくれるガス店探しからはじめましょう。
ガス店がみつかれば指示された場所へボンベを持参すれば充填してもらえます。
容器にガスが残っていても充填でき、充填した量だけの金額を支払います。


プロパンガスのガス料金

プロパンガスの1kgあたりのガス料金は、
ガソリンと同じようにガス店ごとに価格を決めることができるので
店舗によって変わってきます。

また、ガスボンベの容器のサイズによっても1kgあたりの金額が変わっており、
ガス料金の目安として2kgの容器で900円/kg、8kgの容器で440円/kgと
容器が大きくなるほど安くなります。

キッチンカーでよく使われる容器のサイズは5kg〜10kgです。
このサイズで一度の満充填で2800円〜4500円ほどのガス料金を支払います。
また、キッチンカーで運べるプロパンガスは10kgを2本までと決められています。

プロパンガスの容器はネットで購入すると
5kgで15,000円前後から購入することができます。(販売ページ→)


プロパンガス使用時のルール

プロパンガスをキッチンカーで使用する際には、
ガスボンベを火器から2m以上離して、
直射日光の当たらない風通しの良い平らな場所に、
倒れないように固定して設置するなど使い方のルールがあります。

イベントなどの出店でプロパンガスを使用する場合は、
消防法で消化器を設置しておくことが定められているので、
キッチンカーに備えておくようにしましょう。

多数の人が集まる催しへの出店が決まったら
主催者へ図面を提出する際に消化器の位置を示し、
当日の5日前までに指定された消防署への届出が必要です。
大規模な催しでは当日に消防署員によるチェックが入ります。


消火器の選び方

キッチンカーに備えておく消化器のサイズは10型以上が必要なので、
10型の蓄圧式のABC消化器を選ぶと良いでしょう。

ネットでの購入が安く3000円~5000円で購入できます。(販売ページ→)
耐用年数は10年なので、10年が経過したら買い替えです。


あとがき

プロパンガスは加熱調理が伴う品目を扱う場合は必要な設備の一つです。新規契約のハードルが上がっていますが、お近くにあるガス店へ地道に連絡をして契約を済ませましょう。加熱調理にプロパンガスではなくカセットコンロや電気を使ったホットプレートなどで代用して営業されている方もいるので、営業スタイルに合わせて計画を立てましょう。

【参考ページ】
※プロパンガスのお店を探せるページ
※プロパンガスの使用方法のページ