キッチンカーの内装の壁や床などは
掃除がしやすく、清潔感のある状態を保てる
素材であることが保健所で定められています。
キッチンカーの内装の壁によく使われる素材は
アルポリ(アルポリック)と呼ばれる
品質、耐久性、デザイン性などに優れた建材です。
アルポリで内装を仕上げておけば保健所申請はOKですが、
販売する品目によってはステンレス加工を希望される方もいます。
内装をステンレス加工仕上げにすることで、
室内を水で丸洗いできるというニーズが最も高いです。
キッチンカーで油物を調理・販売される方ですと、
水で丸洗いできる方がメンテナンスが楽ということで、
内装全面をステンレス加工仕上げにされたりします。
一部分だけをステンレス加工を希望される方もいます。
たこ焼きや焼き鳥など、焼き台を作業台の上に置いて
調理・販売される方ですと油はねなどによる周辺の汚れ対策として
焼き台を置く作業台の下だけステンレス加工されたりもします。
ステンレス加工仕上げにするとアルポリ仕上げよりも価格は上がり、
軽トラキッチンカーのサイズで内装全面をステンレス加工にすると、
50万〜100万ほど相場が高くなります。
一部分だけステンレス加工をする場合は、そのエリアにもよりますが、
作業台の上だけだと10〜20万円ほどの追加費用が相場です。
内装全面ステンレス加工仕上げの車両を得意とされている会社もあります。
会社によってはステンレス加工は扱っていない、
オプション対応など様々ですので、事前に聞いておくとよいでしょう。
ステンレス加工は初期費用が高くなりますが、油ものなど取扱品目によっては施しておくことで、後々のメンテナンスが楽になり、
室内を清潔な状態に維持しやすくなることにつながりますので、何を扱うのか、ステンレス加工をしておいた方が良いか、
制作会社が対応できることも含めて、事前に聞いておくとよいでしょう。