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キッチンカーで提供する料理の仕込み場所も
保健所への許可申請時に確認されることが多いです。
既に飲食店を経営されている方であれば、
そのお店を材料の仕込場所として使えばOKです。
新規でキッチンカー開業される方は、
キッチンカーの中を仕込場所として使う場合は、
給排水タンク200Lを設備として備えておくことが
保健所での条件になっています。
保健所の営業許可申請取得の際に定められている
給排水タンクは40L、80L、200Lのいずれかを
取扱品目数や工程数に併せて設置することになっています。
この給排水タンクの要件として、
今回の仕込場所としてもキッチンカーを活用したい場合は、
自ずと200Lのタンクを準備しておくことが
求められるということになります。
軽トラックのような小さなスペースに
200Lのタンクを積むとなると、
それなりの場所を専有してしまいます。
また、毎回の営業時に給水用のタンクに水を入れ、
営業終了後は排水するという作業も負担です。
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キッチンカーではなく自宅で材料の仕込みを行い、
キッチンカーで提供できれば楽なのですが、
食中毒の素となる菌が付着するなどのリスクが生じるため、
飲食店など営業許可証を取得した設備の整った施設で
仕込みを行うことと定められています。
飲食店を営業していない新規で始められる方は、
「知り合いの飲食店に営業していない時間を間借りする」
「シェアキッチンのようなサービスを利用する」
「キッチンカー仲間で厨房を借りて一緒に使う」
など工夫して仕込場所を確保されています。
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何かしら仕込場所を新たに借りると、
支出が増え、キッチンカーでの収益を圧迫します。
取扱メニューに強いこだわりがなければ、
そもそも仕込みが必要ないような品目に限定する
という考え方も良いです。
一般的な仕込みの定義は、
「食材を包丁やまな板を使って切る」
「食材を調理し下味をつける」
「粉物を水と混ぜる」
といった工程になります。
仕込み場所の必要のない調理営業では、
車内で簡単な加熱、盛り付けのみが認められています。
材料仕入れを工夫して、
カット野菜を購入して袋から出すだけ、
冷凍食材やレトルトを購入してそのまま使うだけ、
といった仕込作業が必要ないものだけで提供できるようにします。
提供する容器はすべて使い捨てにして、
キッチンカー内では洗い物をしないようにします。
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食材の仕込が必要ない品目に限定した場合でも、
給水用のタンクに水を入れる場所は
仕込場所でやらなければならないことになっているので注意が必要です。
タンクへの給水は水道水を給水する前提であれば、
営業許可なしで自宅でも登録可能なので、
仕込場所を確保できない場合は登録を行っておくと良いでしょう。
キッチンカーで営業をはじめる方に多い課題である仕込場所についてご紹介しました。仕込みの必要のない食材を仕入れて販売したいメニューを提供できないか収益も含めて試算してみたり、周りで飲食店を経営されている方のお店を間借りさせてもらえる人がいないかなど予め考えておくことがとても大切です。
【参考情報】
※給排水タンクの選び方の紹介ページはこちら