移動販売車で調理をせずに新規参入でパン屋をはじめる方法をご紹介します。
前提として飲食店をやっていない人が
移動販売車で提供する「商品づくり」への強い思いよりも、
移動販売を「楽しみ稼ぎたい」というマインドの方に向いている方法です。
最近のパン屋のケースでは、コッペパン専門店が移動販売車を使って、
ショッピングセンターやイベントなどに出店して販路を広げていたりしています。
パン好きだけど、パンを作ったことがない人でも
移動販売車を用意して調理せずにパン屋をしている方もいます。
移動販売車で販売するパンはお店から仕入れます。
お近くにある自分の好きなパン屋さんなどをピックアップし、
購入したいパンと必要な数を購入できるか問合せてみてください。
例えば、美味しいメロンパンを販売しているお店から
メロンパンを100個仕入れたいときに、
○月○日に100個、朝8時に取りに行きたいのですが
お願いできますかと相談してみます。
その時にひとつずつ小分けで透明の袋などに入れた状態で
準備してもらえるかも一緒に相談してみるとよいでしょう。
小分けにしておいてもらえるとそのままお客様に販売できて便利です。
仕入れてきたパンに一工夫して付加価値を付けることもできます。
例えば、ホイップクリームを買ってきて、
メロンパンを半分に包丁で切れ目を入れて、
その中にホイップクリームをたっぷりといれるだけで、
ホイップクリーム入りメロンパンとして販売できます。
パン生地を作ったり、パンを焼いたりという作業工程なしで、
パンそのものを仕入れてしまうという方法で移動販売のパン屋ができます。
定期的にまとまった数を発注するような場合であれば、
お店との交渉でオリジナルでサイズを作ってもらったり、
切り込みを入れておいてもらったりと相談してみるとよいでしょう。
仕入れたパンの使い道も特に聞かれずに販売してくれることもありますが、
用途や目的も含めて相談してみると、より親身になってくれることもあります。
移動販売車で販売するときは、
「朝一の焼きたてメロンパン」とか
「ホイップクリームたっぷり入りメロンパン」など看板を出して、
お客様に何を売っているかわかってもらえるようにします。
パンを仕入れて販売するだけなので
仕込み場所が特に必要ないということは
飲食店舗のない新規参入者にとってはとても助かります。
ホイップクリームなど一工程を車内で行う場合は、
40Lのタンクでも保健所で許可がとれます。
80Lのタンクがあれば二工程の作業を行えるので、
おすすめは80Lのタンクを用意しておくとよいでしょう。
ホイップクリームのようなものを扱う場合は
車内に冷蔵・冷凍庫も設置しておきしょう。
保健所の許可申請が取得できる設備のある移動販売車を用意すれば、お店からパンを仕入れてくれば、移動販売としてパン屋を出店して販売することができます。キッチンカーというと車内で調理するイメージが先行しがちですが、すでに販売されているお気に入りの商品を仕入れて事業を営むという考え方をもつと移動販売も選択肢が広がります。